『MOS模擬テスト』がエラーのときに試すべき4つのこと

Excel

『MOS模擬テスト』がエラーのときに試すべき4つのこと

MOSの模擬テストを実行したときに『不明なエラーが発生したため、試験を終了します。』というエラーメッセージが出ることがあります。はじめは大丈夫だったのに、気がついたらエラーになっていたり、はじめからエラーだったり、様々です。

そんな、『不明なエラーが発生したため、試験を終了します。』が出てしまった時に試すべき4つのことをまとめました。

MOSの模擬テストとは?

日経BPで発行している『MOS対策テキスト』という問題集があります。それに付属している『MOS検定の模擬ができるソフト』のことです。

この模擬テストはなかなかに優秀なのですが、せっかく買ったのに起動できない!というかたは、以下を読み進めて起動できるように設定してあげましょう。

Office をデスクトップ版に変更

MOS の模擬テストを配布している公式サイトによると、『デスクトップ版の Office』にしないと模擬テストが正常に起動しないという解説があります。

やり方を簡単に説明すると、ストアアプリ版であればアンインストールし、デスクトップ版を改めてインストールするというものです。注意点としては、再インストールする際にプロダクトコードが必要になるので、手元にプロダクトコードのメモが残っていないときは、アンインストールは控えたほうがよいでしょう。

ちなみにストアアプリ版とは、『Microsoft Store』という Windows にプリインストールされているアプリから購入してインストールしたときの場合です。なので、公式サイトで解説されているケースに該当する人のほうが少ないかもしれません。

ちなみに私はこの方法で直らなかったので、もっと効果的な方法を紹介します。

Office プログラムの修復

『スタートメニュー』にある『設定』を選択して、下図の画面を出します。

その『Windows の設定』画面から『アプリ』を選択します。

Windows の設定画面

『アプリと機能』の中から Office 製品を探します。『Microsoft 365』だったり『Microsoft Office』だったり名称がバラバラなので、頑張って探しましょう!

Office 製品が見つかったら『変更』を選択しましょう。

アプリと機能からOffice製品を変更

どのように修復するか尋ねられるので、『クイック修復』を実施してみましょう!

クイック修復を選択

ちなみに、クイック修復で直らない場合は、オンライン修復でも直らないケースが多いです。また、オンライン修復を実施するとプロダクトコードがまた必要になるので、手元にコードがないときはオンライン修復は実行しないほうが良いです。

Windows Update で最新に更新

スタートメニューで『Windows Update』と検索して、『Windows Update の設定』を選択すると、以下の画面になります。

ポイントは、『最新の状態です』と表示されていても、『更新プログラムのチェック』を実施すると、新しいパッチがダウンロードされることがよくあります。

Windows Update を実施

なぜWindows Updateが効果的なのか?

公式サイトで公言されているわけでもないので、単にエンジニアとしての推測も含まれます。意味ないと思っているかた向けに、ふ~んと思ってもらえたら良いなという雑記です。

Windows Update では、様々な更新プログラムがインストールされます。その中には Office 製品のパッチが含まれていることもあります。つまり、最新の Windows Update が当たっていないと Office 製品も最新でない場合もあるということです。

また、MOS の模擬テスト自体が何のプログラムで開発されているか知る方法はありませんが、.NET というフレームワークで開発されている場合、このフレームワークも Windows Update によって更新されます。なので、Windows Update によって改善することもあれば、逆に改悪されることもあるということです。

セキュリティソフトの設定

何をやっても改善しない場合、セキュリティソフトが一番怪しいです。私はようやく原因を突き止めました…

今回はセキュリティソフトの一つである『avast』を例に挙げます。お使いのセキュリティソフトでも同等の機能があるはずなので、参考に設定してみてください。

シールドを一時的に無効化

タスクバーにある avast のアイコンを右クリックし、『シールド制御を一定時間無効』にします。

※確認のため一時的に無効化するので、この状態でインターネットを使うのは必要最小限にしておきましょう。

セキュリティソフトのシールドを一時無効化

※他のセキュリティソフトも、同等の方法で無効化できるはずです。できなければ、セキュリティソフトの管理画面を起動して、設定項目を探してみましょう。

MOS模擬テストが起動できた

これで、『不明なエラーが発生したため、試験を終了します。』というエラーが出ず、模擬試験を無事スタートさせることができたら、原因がセキュリティソフトだと判明したことになりますね!

あとは、忘れる前に上記で無効化したシールドを元に戻してあげましょう。同じ手順で『全てのシールドが有効』を選択すれば、セキュリティソフトのシールドがまた復活します。

シールドを有効化したまま対処

原因さえ判明すれば、あとはセキュリティソフトの設定を変更するだけです!以下の内容で設定を済ませてしまいましょう。

タスクバーの avast アイコンをダブルクリックするなどして、セキュリティソフトの管理画面を表示させます。右上にある『メニュー』を選択します。

セキュリティソフトの管理画面

メニュー内から『設定』を選択します。

セキュリティソフトの設定画面

『一般』の中の『例外』を選択し、『例外を追加』を選択します。

セキュリティソフトの例外にパス追加

パス欄にC:\Program Files (x86)\MOS模擬テストと入力し、『例外を追加』ボタンを選択します。

MOS模擬テストのあるパスは、環境によって違うこともあるので、インストール先を確認して入力してください。

MOS模擬テストのパスを例外に追加

セキュリティソフトの設定はこれで終了です!同じように模擬テストが実行できるか試してみましょう!

もし正常に起動しない場合は、パスの指定が間違っている可能性があります。シールドを無効化して起動できたなら、この方法でスマートに解決できるので、ぜひ諦めずに見直してみてくださいね!

以上、『MOS模擬テスト』がエラーのときに試すべき4つのことでした。

Excel