『LGA1700』CPU取り付け時の向き
『LGA1700』は、Intel製CPUの第12世代(Alder Lake)および、第13世代(Raptor Lake)のソケットです。
この LGA1700 ソケットにいざ CPU を装着する際、自作経験者も初めて挑戦する人も「あれ?」と思ったかたも多いと思います。
絶対に間違えてはならない CPU の取り付けに関して、注意点も踏まえて解説します。
目次
CPU の装着方向
これまでの CPU ソケットの形状的に、CPU 本体とソケットの形状を見比べれば、肉眼そのままでも装着すべき向きが比較的判断しやすいものでした。
一方、LGA1700 は縦に長い長方形状を視認できるものの、ソケットの形状から装着すべき向きの判断をするのが少し難しくなっています。
そのため、LGA1700 はソケットの形状で判断するのではなく、正しい装着方向の判別方法が明確に定義されています。
…といっても別に難しいことはなく、CPU 側に刻印された三角マークと、ソケット側の三角マークを合わせるだけです。知ってさえいれば簡単なことですね。
上記のマザーボードは Asus の PRIME H670-PLUS D4 ですが、ソケット保護カバーにしっかりと三角マークの刻印があります。
CPU 装着後にソケットの保護カバーは外れますが、中の金具にもちゃんと三角マークの刻印が付いているので、もし新たに換装するときも安心です!
※もしかするとマザーボードによっては三角マークの刻印がないものもあるかもしれませんが、よほど不親切な設計でない限りは付いているでしょう。
Intel の公式サイトにも手順が紹介されているので、目を通しておくと良いかもですね。
LGA1700 のマザーボード
LGA1700 構成のハイエンドを選ぶときの基準として、『DDR5 に対応しているか』は非常に大きな選定ポイントになります。
2022年11月時点で、Zシリーズのチップセットですら DDR4 の製品が混在しており、製品名も近似したものばかりなので、購入時に気が抜けなくなっています。
上記はどちらも DDR5 に対応している LGA1700 のハイエンドマザーボードです。個人的によく買う Asus と、比較的おサイフに優しい ASRock を例に挙げましたので、参考にしてみてください。
LGA1700 の CPU
上記の CPU は、まさに言葉どおりの「ハイエンド」であり、2022年11月現在では Intel 製品としては天井のパーツです。
「資金」があり、「電源」が確保されており、「冷却環境」が整っている人はコレ一択になります。
取り付け時の不安が少しでも減り、自由にパーツを選定できる助けになれば幸いです!
以上、『LGA1700』CPU 取り付け時の向きに関する内容でした。